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講師としての「あり方」を考えたきっかけ

それは私が研修講師を始めて1年が経ちだいぶ慣れてきた頃。
ある会社のOJTトレーナー研修を担当しました。
新人を教育指導する先輩のための研修です。
一流企業の社員だから基本的には優秀な方が多く、
その日も順調にカリキュラムをこなしていました。


しかしその中に一人だけ、参加姿勢が消極的で、
私に対しても反抗的な態度をとる受講生がいました。

20代半ばの女性で、
私が質問しても「別に」としか答えず、
挙句の果てには
「別に自分からトレーナーになりたくてなったわけじゃないっすから」
と言う始末。

研修全体の雰囲気も悪くなるし
「参ったな」と思いながら、
なんとかその日の研修を終えました。


他の受講生が帰った後、
最後まで残っていた彼女に思い切って話しかけました。


「今日の研修はいかがでしたか?」


すると彼女は鞄に荷物を詰めながら、ぼそっと言いました。


「うちの会社は腐ってるんですよ。これじゃ、新人もかわいそう・・・」


「そうなの?」
という私の言葉に、
それから彼女は会社の不平不満を漏らしだしました。

20分くらいでしょうか、
しばらく彼女の話を聴き、そして私は


「○○さんは自分の会社を愛しているのですね」
と言いました。


彼女はハッとしたように顔を上げ


「そうですよね、グチってても仕方ないですね。私たちが変えていかないと」


と明るい顔で言いました。
何かが吹っ切れたようでした。


「ありがとうございました」
と言って教室を出ていく彼女の後姿を見送りながら、


「今日は彼女のために私はここに来たんだ。彼女に出会えてよかった」


と心から思いました。


その日のアンケートでは大多数の受講生が「満足」と答えてくれましたが、
そんなことが重要なのではありません。
所詮一人の講師が受講生全員の何かを変えようなんておこがましい。
誰か一人でも私と出会って私の研修を受けて、
何かに気づき、良かったと心から思ってくれたなら私は本望です。

以前以下のようなお話を聴いたことがあります。


~~~~~~~~~~~~~~

ある漁師村で、台風により
浜辺にあたり一面ヒトデがうちあがってしまいました。
それを見た一人の村人が、浜辺に降りて行き
ヒトデを一つ一つ掴んでは海に向って放り投げ出しました。

それを見ていたもう一人の村人が言いました。
「そんなことをしても無駄だよ。
周りを見渡してごらん。
こんなにたくさんのヒトデがうちあがってしまったのだから、
そんなことをしても意味がないよ。」

ヒトデを投げていた村人が
手に持ったヒトデを見つめながら言いました。
「いいんだよ。このヒトデにとっては意味のあることなんだよ。」

そしてその後も黙々と海に向ってヒトデを投げ続けていました。


~~~~~~~~~~~~~~



私は彼女と出会ったことで、
講師としての「あり方」を考えるきっかけとなり、
まさに光がさした瞬間でした。


彼女は今ではたくさんの部下に慕われ、会社の中核となっているそうです。


あなたの仕事における「あり方」は何ですか?
それに気付くような光がさした瞬間はいつでしたか?

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セルフコーチングコンサルタント早川 優子

早川 優子

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