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夢を持つリスクもある

先週末、かねてからの念願であった
セルフコーチング定例会の合宿を行いました。

目的は3つ

1.定例会メンバーが持つ専門性を、メンバー同士で分かち合うこと
2.「みんなが交代で講師になる1日セミナー」の企画を行うこと
3.定例会メンバー同士の親睦を深めること

大変充実した2日間となり、
想像以上に高いレベルで目的を達成することが出来ました。

1について、私は1日目の夕方に
「セルフコーチングとは」をレクチャーし、
共通認識を持つことができました。

それ以外のメンバーは

●財務の専門家による、お金のみならず
知識知恵、パーソナルスキル等を含めて個人資産ととらえた
バランス表の作り方
●保健士さんによる生活習慣病の予防と実践計画
●6つの箱による問題解決手法
●ボランティアとミニライブ
●人間関係の6つのパラダイム

など、盛りだくさんのプチセミナーが続き、
大変刺激的で勉強になりました。

そんな中、2日目にYさんが話してくださった
「飛行機と私」は大変考えさせられた話だったので、
ご本人の許可をいただいて、ご紹介したいと思います。


Yさんは小学校の頃に見た「スチューワーデス物語」をきっかけに
たくさんの人々の夢を乗せて目的地へと運ぶ
パイロットに強く憧れるようになりました。
将来は絶対にパイロットになると幼心に誓ったそうです。

それからというもの、
「今のうちから自分にできることは何か」と考え、
なんと言っても体力勝負の仕事、
塩分は1日10グラム以下に抑えた食生活を送ったり
アレルギー治療に通ったり
募集要項を取り寄せては研究したりしていたそうです。
なんと小学生の頃からですよ!

毎日パイロットになることばかり考えていました。
今していること、これから進むべき道は
すべて自分がパイロットになるためのもの。
それほどまでに真剣で絶対的な夢だったのでしょう。
パイロット以外の職業など考えられなかったそうです。

どんな苦労も辛くはありませんでした。
夢を目指しているときには、そして信じているときには
すべてが楽しく充実していました。

そして大学生になり、パイロット試験を受けられる年齢に達しました。
在学中の出来事です。
もう夢はそこまで来ています。
この日のために万全を期して参りました。

そして受験!
見事1次試験は突破しました。
当然です。頑張って人一倍勉強してきたのですから。
そして、次に健康診断へ進みます。
ところが、、、
なんと健康診断で落ちてしまったのです。
相当落ち込みました。

でもまた来年受けようと気を取り直して
当然翌年も受けました。
その翌年も翌年も・・・。

毎回健康診断で落ちてしまいました。
相当厳しい診断がなされるのです。
これだけ頑張ってきたのに・・・。
悔しい思いでいっぱいでした。

パイロット試験を受験できるのは25歳までだそうです。
就職浪人をさけるため、文系から理系にかえて大学院にも進みました。
しかし、とうとう25歳になる最後の年も残念な結果に終わってしまったのです。

今はある飲料メーカーに勤めている彼ですが
それから最近まで7年近く、ずっと心のどこかにわだかまりがあって、
空港に行ったり飛行機を見たりするのは辛く
自分の中で封印していたそうです。

夢を持っているときの充実感を知っている彼だからこそ、
夢がなくなってしまってからは、
自分に対するあせりとかはがゆさとか、いろんな感情に苦しんできました。
それを今回、合宿の場で、みんなに話すことができて
頭の中を整理することができたと言ってくれました。

航空自衛隊で飛行訓練をしているところ、
つまり彼が操縦している写真を見せてもらいました。
結局そちらも最後まで残るのは難しかったそうですが、
でも彼は写真を見ながら
「きっと神様が一度だけ飛行機に乗せてくれたんだと思う」
と言っていました。

「夢を追いかけることは良いけど、
『All or nothing』は辛い」
といった彼の言葉には重みがありました。

「夢を追いかけたのは、自分が頑張れた証拠だし
夢を追いかけてよかったこと、得たことを考えれば無駄ではなかったし
もちろん結果をださなければダメだけど、
でも目指していたときはとっても幸せだったので、
夢を追いかけるプロセスも大事だと思うし。」
とも言っていました。

そんなふうに人生の中で最も大きな挫折だった出来事を
振り返り、ポジティブにとらえられる彼を心から尊敬します。

っと同時に、夢を、自分の人生をかけた大きな夢を持つ
リスクや責任をひしひしと感じました。

夢を持つって、本当に覚悟が必要なことなんだと・・・。

私たちコーチは、クライアントの夢や目標を明らかにし
それを実現するためにサポートをします。

でも必ずしもその夢や目標が叶うとは限りません。
今まで、そんな時、
「夢や目標をもう一度、見直そう」とか
「失敗から学んだことはなに?」とか
「どんなリソースが使える?」とか
質問を投げかけますが、
もちろん、クライアントのためになればと思っての質問ですが、
時にはとてもあさはかな質問になっているかもしれないと思いました。

夢の大きさに大小はありません。
本人が真剣に人生かけて取り組んだ夢は、
何事にもかえがたい、そして失敗したら取り返しの付かない夢なのです。

彼は「夢を目指しているときには、何でも苦にならなかった」
といいましたが、でも、小さい頃からそのために
犠牲にしたことも多くあったのではないでしょうか。
時間もお金も精神的にも、肉体的にも。

「失敗から学んだことは?」と考えられるまでには
相当なリハビリが必要でしょう。
人生のすべてには意味があるといいます。
そこから多くを学び、立ち上がった彼はすばらしい。

この話をきいた私たちはそれぞれにいろんな感想や意見を持っていました。
みんな自分のことに照らし合わせて多くを学んだようです。
実体験に勝る話はないです。
彼はこの体験を話すことで、目標を持つ多くの人々への支援になればと
言っていました。

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セルフコーチングコンサルタント早川 優子

早川 優子

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