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共感するということ

もうだいぶ前の話ですが、仕事仲間4人で食事に行きました。

私以外の3人は同じ会社の上司部下の関係で、
男性上司、女性上司、それから27歳の女性Mちゃんです。


食事がいくつか運ばれてきた頃、話題は職場の事になりました。


Mちゃんは縁の下の力持ちタイプの努力家で、
しかも仕事も早いから
皆からあれこれと仕事を頼まれます。


本来は自分の仕事ではないものまで任され、
かなり負荷がかかっているようでした。


Mちゃんが不満を漏らしだしたのです。

「○○さんが全然私の事をわかってくれない」
「△△さんが傷つく事を言った」
「私ばっかり大変な思いをしている」


すると、それを聴いていた女性上司が言いました。


「本当に○○さんがそんなことを言ったの?」

続けて男性上司が言いました。


「そうやって人のせいにするな。自責で考えろ!」

もちろん二人ともMちゃんを思っての言葉です。


私は状況がわからないし、指導できる立場でもないから
ただひたすらうなずきながら、
Mちゃんの話を聴いている事しかできません。


事実が正しいのかどうか、知る由もありません。
わかっているのは、今、目の前にいるMちゃんがヘコんでいる事だけです。


「Mちゃんが辛い思いをした」ということだけに焦点を当て
「辛かったんだね」
「悔しかったのね」
「そう思っちゃったんだね」

と、私は言葉を繰り返しました。


Mちゃんは涙目でうなずくばかりです。

それから数ヵ月後
また大勢で飲みに行く機会がありました。
その時にMちゃんが私にこんなふうに言ってくれました。

「あの時、私の気持ちをわかってくれたのは早川さんだけだった。
折れそうな気持ちだったけど、救われた」と。

二人の上司がMちゃんの気持ちをわかっていないわけありません。
私以上にMちゃんに多くの愛情を注ぎ、
もっと成長して欲しいと、あえて厳しい言葉をかけたのです。

もちろんMちゃんも常日頃から二人を大変慕っていて
とてもよい関係が続いています。

ただ、あの瞬間においては、Mちゃんは
厳しい指導よりも共感を求めていたのでしょう。
自分と同じレベルで、感情を共有してくれる人を
必要としていたのだと思います。


もっとも、二人の上司というのは、
私にとっても、愛を持って指導してくださるすばらしい方々ですから、
たぶん、あの時、
Mちゃんに対して、私が共感役になっている事を悟り
あえて、憎まれ役を買って出たのだと思いますが・・・。

その、4人で食事をした日
駅までMちゃんと二人で帰りました。


私は多少お酒が入っていた事もあり、
軽いノリで冗談など言いながらMちゃんを盛り上げていました。

そして改札を通ってお別れするとき
Mちゃんは、クルッと私のほうを振り向き
さわやかな笑顔で、しかしマジメな口調でこういったのです。

「早川さん、本当に今日はありがとうございました!」

こういうところが、Mちゃんの偉いところだなあ~。
ちゃんとしたご両親にしつけられ、愛に包まれて育ったのだろうなあとも感じます。


なのに、私ときたら・・・、
照れくさくって、半分聞こえないふりで、

「明日からもガンバロー!!じゃね、お休み」

と、手をひらひらさせながら、ホームにかけ上がったのでした。


あ・・・・、私ってダメな大人。。。

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セルフコーチングコンサルタント早川 優子

早川 優子

セルフコーチングで人生が変わりました・・・

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